介護業界に他の業界から転職するときには、実務経験をアピールすることはできないので、ポテンシャルがあることを示すのが重要になります。
まずは、求人に応募したら書類選考を通過しなければいけませんが、履歴書に記載する自己PRの重要性はとても高いので注意が必要です。その記載内容には、いくつかのパターンがあります。もともと接客業で働いてきたり、営業職で顧客対応を行ってきた人は、接客スキルをアピールすることが多いようです。サービス利用者に対して失礼のない対応ができる基礎ができていることを示すのには、適していることでしょう。
一方で、外回りの仕事をしたり、土木や建築業界などの体力を必要とする業界で働いてきたり、アスリートなどを経験してきたりした人の場合には、体力や気力が充実している点をアピールしたらいいでしょう。介護現場では、身体介助のために体力がある程度は必要になり、気力も充実していた方がストレス耐性が十分にあって、適しているのは確かです。
このような基礎的な素質があることを示すのが業界外からの転職において重要ですが、中には関連する経験をアピールして成功している人もいるようです。医療や福祉に関わってきた人は、単純に職歴を書くだけでも関連する経験があると示せるのです。履歴書にも今まで高齢者を相手にするサービスを提供してきたことを記載し、介護現場で即戦力となれることをアピールしている例が多いです。このようなアプローチで履歴書対策をすることにより、転職に成功している人が増えてきているのが現状です。